植物と漢字
植物の名前って和名でもカタカナで書かれがちですね。
薔薇はバラ、芍薬はシャクヤク、椿はツバキみたいに。
確かに読みやすくはありますが、理解と風情が薄まってしまってもったいないなぁと思ったりします。
例えばこの写真はツキヌキニンドウといいますが、「突抜忍冬」と書きます。
花首の茎が葉を突き抜けてるように見えるのと、
冬を忍んで越えられる強さを持つことからこのような名前なのだそうです。
秋に赤い実をつけるサンキライは「山帰来」と書きますが、
解毒作用があるとされていたので、毒消しのために山に来ては帰っていくことからこう書くのだそうです。
コスモスも「秋桜」と書くと夏より低くなった日差しに揺れる姿が浮かんで風情がありますよね。
私もついついカタカナで書きがちなのですが、やはり和名を大事に使いたいなぁと思いました。
ただヘクソカズラは漢字で書くと“屁糞葛”と生々しいかもしれません(笑)
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