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2020-05-30

特別は日常になって意味を成す

決意や感動っていうのは、気持ちの上で瞬間的にインパクトがあるだけで、自分の人生を必ずしも動かすものでない。

私は小学生の頃からずっと日記を書いている。

ノートに書いたり、
EXCELに10年日記のように同じ日付のことを同じ列に毎年書いてみたり、
非公開のブログに書いたり、

その時々で変わりつつあるけれど、

後々読み返してみると、
こんな事を考えていたのか、こんな感動を覚えたのかと気付かされ、
同時にこんなインパクトがあった出来事をすっかり忘れている自分に驚く(笑)

そしてつくづく、変わろうという決意や、涙を流して感動したことよりも、
単なる日常の中で平凡に繰り返していることこそ、自分を変容させ、作り上げていくものだと実感する。

もう6月になろうとしているけれど、今年の初めに決意したことなどすっかり忘れている人もいるかもしれない。

瞬間的に気持ちの上でインパクトがあったことなど、その程度のものでしかない。

瞬間的な気持ちのインパクトが人生を変えるとしたら、
それはそういった決意や感動が特別感を超えて日常に落とし込まれた時だ。

 

 

私がお世話になっている方が
新茶を贈ってくださった。

その茶園が発行しているお茶だよりも同封されていて、
その中に「日常茶飯事」という言葉が出てきた。

語源が気になって、調べてみると、
この言葉はなんと高浜虚子が作った造語で、禅宗の「家常茶」という言葉が元になっているのだそう。

お茶を飲んだりご飯を食べたりするくらい頻繁にあることという意味の「日常茶飯事」。

でも、語源である「家常茶」には、
「どんな真理であっても、食事のように当たり前のこととして毎日実践されなければ意味がない」
という禅宗の教えが込められているという。

 

 

自分が自分のことをどう扱っているか、
どんな言葉を心の中で繰り返しているか、
人からの問いかけにどう反応するパターンを持っていて、
どんな行動習慣があるか。

それが今の自分を作り上げている。

せっかく出会った感動や気付きや反省、そこから生まれた決意を、
当たり前の日常に変えて初めて血肉になる。

そう思い、年始に今年こそと思いながら自粛期間中に仕事道具が積まれていて近づけなかったピアノをまた練習し始めるのであった(笑)

 

 

 

オートクチュール・フラワーブランド「装花TOKYO」

「装花TOKYO」は、店舗を持たないアトリエスタイルのオートクチュール・フラワーブランドです。命ある生花のみを使い、特別なシーンのフラワースタイリングをオーダーメイドでご提供しています。

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