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2016-11-20

パリの花屋とお客様の関係とは

パリ滞在記録。

昨日はOdorantesというセンスのいいお花屋さんに行ったら、なんと偶然にも素敵な日本人の女性のフローリストの方がいらして、優しくいろいろ教えてくださいました。

寂しかったせいか突然おしゃべりになった私(笑)
久々に日本語が話せることが嬉しかった!

看板犬の子犬も居て・・・といっても大型犬の子犬なのでかなり大きかったですが、とっても可愛く、そんなワンちゃんも含めて絵的に素敵なショップでした。

 

パリといっても全部のお花屋さんがシックでカッコいいわけではなく、フレンドリーなおばさまがいる、オーソドックスで昭和感のあるお店もあるのは日本と同じ。

こちらは店先の花たちは彩度が低くて絶妙な色合いのものが多く、こだわりが感じられました。

 

パリのお客様の特徴をお聞きしてみると、

「私たちをアーティストとして尊重してくれる。『あなたのセンスで作って』と任せてもらえる」

とおっしゃっていました。

 

お客様のリクエストに何でも応えるというのは聞こえがいいですが、行き過ぎるとただの「使用人」になってしまいます。

また、お客さん側としても、細かい指定ができることは花に詳しく、一見レベルが高そうにも見えますが、プロを相手に細部まで口を挟むのだとしたら、それは無粋かもしれません。

 

プロのクリエーターのセンスと提案を尊重できるお客さんがいること、

そして、それを可能にするために、クリエーターとしてお客様に任せてもらえるプロフェッショナルなフローリストであること。

 

この両立が花業界の文化的レベルを上げていくのだろうなと思いました。

 

私も任せていただける、そして信頼を超えたものをご提供できるようなデザイナーになっていきたいです。

 

ということで、Odorantesで花を買って、ブーケを作りました。

滞在先のテラスで撮影↓

 

 

皆さんのInstagramも教えていただきました!

@yoconegi @odorantesparis @emmanuelsammartino

 

 

オートクチュール・フラワーブランド
装花TOKYO 杉山香林

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