2017-11-07
ふと格差感じる・・・ 山茶始開(つばきはじめてひらく)
今日から立冬。七十二候では「山茶始開(つばきはじめてひらく)」を迎えました。
「つばき」と読ませていますが、椿が咲くのは、もっと遅い12月〜4月頃。
なので、これはこの時期咲いている同じツバキ科の山茶花(さざんか)のことを指しているんです。
じゃあ、さざんかって言えばいいのにって感じですが、
中国ではツバキ科のものをザックリ「山茶」と書いて「ツバキ」とひとまとめに呼ぶことから、こんなややこしい事になったようです。
それにしても、椿と山茶花はよく間違えられるほど似ているのに、その扱いには格差があるような気がするのは私だけでしょうか。
椿といえば、
・椿山荘(ちんざんそう)
・シャネルのモチーフ柄
・カメリアダイアモンド(椿は英語でカメリア)
・椿姫(小説→オペラ、バレエ)
・花言葉:誇り・控えめな優しさ
と、何だか高貴な扱いなのに、
山茶花は、
・童謡:たき火 (さざんかさざんか咲いた道〜)
・森進一 さざんか
・大川栄策 さざんかの宿
・花言葉:困難に打ち勝つ!!
って、何だかホッコリ系か悲哀系か根性論に収まっている感じがします。
やはり山茶花のように寒い時期を乗り越えようとしたら、野暮ったいほど厚着をして、根性で突破するしかないですから、チャラチャラ綺麗事では済まないのかもしれません。
私も最近は、外より何故か寒い市場の底冷えに耐え切れずに思考停止しそうなので、今年は足首まで隠れるベンチコート的なアウターを手に入れようかなと思っています。
かなり野暮ったいですが。
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