蓮(はす)と睡蓮(すいれん)の違い
夏の花といえば、ヒマワリよりも蓮を思い出します。
時間がある午前中、上野の不忍池に行ってみようかと思ってたのですが、気づいたら見頃も終わりかけですね・・・
私は、この世のものとは思えないような幻想的で麗しい佇まいの蓮が大好きです。
まさか、あんな気品のある花から素朴な美味しさのレンコンができるとは・・・!!
ところで、蓮って睡蓮と間違われやすいですよね。
蓮と検索しても睡蓮の画像が出てきたり。
どっちでもいいっちゃいいのですが、睡蓮からは美味しいレンコンは取れません(笑)
簡単に言えば、
葉に切れ目があって、水面にピタッとついている方(浮き葉)が睡蓮、
葉に切れ目がなく、水面よりも高い位置にブワっと伸びている方(立ち葉)の方が蓮です。
(中には水面にピタっとついてる段階の蓮の葉もありますが)
カエルが乗りそうな葉の方が睡蓮、昔話で子どもが傘にして持ってそうな葉の方が蓮ですね。
花の違いとしては、
蓮は、26センチを超える大輪のものもあり、美輪明宏様級の貫禄のオーラがありますが、
睡蓮は小さくて尖った花びらのものが多く、新人女優のように端正な姿です。
そして、モネが描き続けていたのは睡蓮の方ですね。(温帯睡蓮)
↑こちらは睡蓮。葉に切れ目があって、水面にピッタリと付いて浮いています。
ちなみに、蓮は夏咲くので浴衣や夏着物の柄にありそうなものですが、実際は殆どないんですね。
なぜだか呉服屋さんに訊いてみたら、蓮はお葬式や死の世界を連想させるからだそうです。
確かに、仏様は蓮の上に座ってらっしゃったり(蓮台)、お寺の境内にも蓮が咲いていたりと、仏教の象徴的な花ではあります。
赴く場や、お会いする相手へ配慮するなら、あまり着ない方がいいということなのでしょうね。
私は個人的には気にしませんが!
(むしろ、桜の柄や薔薇の柄など、春の花の柄が夏の浴衣にある方がなんだかな〜な感じです)
それでは、残り少ない蓮シーズンをお楽しみください♪
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