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2020-06-10

映像撮影と気狂いピエロ

自粛期間が開けて、延期となっていた映像コンテンツの撮影が再開されました。

コロナも吹き飛びそうな海の横の屋外撮影!

どーん!こんな開放感!

 

 

プロモーションビデオのコンセプトはゴダールの映画、気狂いピエロでした。

15年くらい前に観たのですが、(当時はVHS!)

再度DVDを買って鑑賞。

フラワースタイリングをする時は、コンセプトや監督やディレクターがイメージするものを大切にしています。

なのでイメージを刷り込んで、スタイリングのヒントを探ります。

 

今回難しかったのが、映像コンテンツのテーマが「海洋戦略」で、ロケ地も海の目の前、でもコンセプトが気狂いピエロなので、海をイメージしつつも、トロピカルや熱帯っぽくならないように、そして、ビジネスコンテンツなので、講座のテーブルは気狂いピエロ感を出しすぎない方がいいだろうな・・・という点。

とにかく、海といえども、モンステラやアレカヤシは絶対使わないぞ!とまず心に決めたのはいいものの、なかなか難しかったですね!

 

でも、本当にスタイリングは楽しいです。

映画に出てきたピカソやゴッホ、マティスなどの絵画も準備。

誰もわからないかもしれませんし、花屋なのでここまで求められていないかもしれませんが、

私の仕事は花を用意するのではなく、花を活用して目的を果たすことだと思っているので、撮影のスタイリングでは「花も含めた空気感のスタイリング」が目的あれば、そこを果たせるようにというスタンスなんです。予算もあるんですが、最大限に理想に近づけたいとは思っています!

 

ピカソのシルベットとジャクリーヌ

↑このシーンですね♪

 

↑オマージュ(笑)

 

大好きなこのマティスの絵も出てきましたね。

 

 

屋外にアーチがあったので、これも装飾しましょう!とご提案。

 

プロモーションビデオでも演者さんがアーチをくぐるシーンを美しく演じてくださって、花屋冥利につきます。

でも、なぜかその後「かりんさんもやっとけば?(笑)」みたいなノリになって、

なぜか演者さんの真似をして、回転ジャンプをしながらアーチをくぐるという辱めを受けました(笑)

ほんと、綺麗な女優さんの後でサムい感じでしたが、プロのカメラマンがカッコよく写真にしてくれました。プロはさすがですね〜

Photo by Naoto Ray Yamaguchi

 

監督や映像技術の皆さん、スタイリストさんやヘアメイクさん、演者さん、クライアント会社の皆さん、プロデューサーの方などなど、たくさんの方で1つのものを作り上げていくって本当に楽しいです。

そして何度もご一緒してる皆さんを、どんどん愛おしく感じてきます。

今回は泊まりでの2日連続撮影だったので更に楽しかったです!

本当に感謝・・・

 

▼撮影にフラワースタイリングが必要なことがありましたら、お気軽にご連絡ください!

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