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2019-05-28

人にも自分にも優しくできたら

 

先日、車で仕事に行ったんですが、運転して帰れないくらい体が鉛のように重くて、アトリエ近くのパーキングに車停めたまま電車で帰ったんですね。

で、電車の1番端の席で、寄りかかって爆睡してたんです。

 

途中隣に誰か座ってきたなーって感覚があって、

斜めがけしてたポシェットが横の席にはみ出てしまってたので、寝ぼけながらも、よいしょっと自分の膝に置いて、また寝始めたんです。

 

そしたら、隣に座った男の人が、

「このクソババア!!俺が隣に座ったら汚いものみたいによけやがって!!このクソが!!死ねーっ!!」

って大声で絶叫したんです。

 

私がポシェットをよける仕草がそう見えてしまったようで。

 

ん?私のこと?って思って目開けたんですが、

なにせ寝ぼけてボーッとしてるもんですから、

「ただ寝てただけですよ、ごめんなさいね」

としか返せなかったんですね。

 

そして私はコトっとまた寝てしまったんですが、

しばらくたって目を覚まして、
もう静かにスマホいじりながら隣に座ってる男の人を見て、

この人は今まで周りの人に不当な扱いをされてきたのかもしれないし、

そうでなくても、自分なんて周りの人から嫌われてる人間なんだって信じ込んで生きているから、他人のちょっとした行動が自分を責めてるように感じるんだなぁと悲しくなりました。

 

 

怒りの奥には必ず悲しみがある。

だから、誤解だよと、誰もあなたを疎ましく思ってやしないと、ちゃんとその悲しみを癒してあげなければいけなかった。

だけど、私が言った言葉じゃちゃんと伝わらなかったかもなぁと気付いて。

でも、その時もう降りる駅になってしまったので、何もできず私は先に降りてしまったのだけど。

もしかしたら、あの男の人は、「やっぱり俺は周りから汚いものと思われてるんだ」っていう認識を強めて帰っていったかもしれない。

そう思ったら何だか申し訳ないような気がしてきました。

 

今日の川﨑の悲しい殺傷事件で、死にたいなら1人で死ねばいいと思う人もいて、

それは被害者やご遺族の方を思えばそうかもしれないけれど、

でもやっぱり、もう生きていられないくらい苦しいと、誰も思わない世の中になるのが1番なわけで、

自分の中にこびりついた悲しみも、身近な人や見知らぬ人からのフィードバックで癒されもするし、余計悪化する事もあるから、

もっと社会の中でお互い人に優しくできたら、もしかしたらあんな悲しい事件も減るのかなぁなんて思い、

ブルーハーツの「人にやさしく」を聴いてみたりするのでした。

 

 

オートクチュール・フラワーブランド「装花TOKYO」

「装花TOKYO」は、店舗を持たないアトリエスタイルのオートクチュール・フラワーブランドです。命ある生花のみを使い、特別なシーンのフラワースタイリングをオーダーメイドでご提供しています。

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商品ディスプレイや撮影用プロップ、プロモーションイベントのフォトブース作りなど、特別なシーンにおいて、草花が持つ命のインパクトと視覚的魅力を活かした空間づくりをサポートしています。

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