コロナで入院していました
コロナで入院していましたが退院しました。
コロナ陽性→数日間高熱、自宅療養→酸素のメーターが届く 90〜92くらい→病院へ搬送→肺炎 中等症→酸素吸入、レムデシビル投与など→12日間くらい入院
今回はお仕事でご迷惑お掛けして申し訳ありませんでした。
また、誕生日メッセージを頂いたり、励ましのご連絡いただいてたのにすいません。
だんだん具合が悪くなって衰弱していったのもあるんですが、
ずっと動かないでいたせいか、
「ここに付いてる脚は誰の脚だ?、、、って思っている私は誰だ?!」
みたいに、身体と頭が分離しているような気持ち悪い感覚がした数日間が気が狂いそうで苦しかったです。
身体というのは、脳で動けと一方的に指令を出しているようで、実は身体が動く事で脳にも何らかのフィードバックがあるという、そういう相互的な情報交換の上で成り立っている関係性なんじゃないか?と体感しました。
じっと動かず、食べて排泄する濾過装置のように過ごしても支障はないはずなのに、身体を動かして、動いたフィードバックを受け取って、また動く。それで個体が統合する生き物が人間という動物であるのかもしれません。
もう一つ、感動したのは、当たり前のように何十年も呼吸をしてきたのに、吸えないという体験をしたお陰で、回復後、肺の細胞いっぱいに空気を取り込むこの上ない快感を知れたという事です。
人は眠りに入った瞬間に呼吸が深くなりますが、眠らなくても普段からその深い呼吸の仕方ができるようになって、今まで私は呼吸が浅かったんだ、ここまで吸う事ができると、やっと呼吸の仕方が分かった気がします。
今はまだ、ヨチヨチしか歩けなくて、散歩しただけで全身筋肉痛になってしまいました。しばらくゆっくり過ごします。
1年間で5キロ痩せてしまったので増強しようとしてたら今回3キロ痩せてしまったのでガリガリですが、幸い味覚障害も治り、食欲もあるので、肉体改造します。
20日間くらい強制的に1人になり、最低限の生命維持しかしないという過ごし方をしたお陰で、この先どう生きようか、何を大事にしようかという答えを導き出せました。
そして、入院中も思いやりと励ましの気持ちで支えてくれた友人、先輩方が私の人生に居てくれて本当によかったと噛み締めています。
逆に辛いだろうからと連絡を控えてくれてた人も、見えないけど伝わってきて、ちゃんと受け止めています。
それぞれの優しさで愛情を送ってくれて本当にありがとう。
退院した日、夕方に外へ出たら、少年2人がランタナの花を摘んでいました。
綺麗だねって話しかけたら、
「今スイミングの帰り!ママにあげたら喜ぶかと思って!」
と、指の中で小さなブーケを作って、2人は駆けて行きました。
花は美しいな。